コスト・課金・運用2026年9月24日Flatkey Team

OpenAI API料金(2026年10月):GPT-6・GPT-5.6とトークン単価を徹底解説

GPT-6とGPT-5.6の最新トークン単価に加え、Batch、Flex、キャッシュ入力、長文脈ルール、コスト試算、コピペできるコードをまとめました。

OpenAI API料金(2026年10月):GPT-6・GPT-5.6とトークン単価を徹底解説

OpenAI API料金(2026年10月):GPT-6・GPT-5.6とトークン単価を徹底解説

2026年10月時点のOpenAI API料金は、gpt-6-lunaの入力100万トークンあたり$0.10・出力$0.50から、フラッグシップgpt-6-astraの入力$10・出力$50まで。中間のgpt-6.1-solは入力$2・出力$10です。 BatchとFlexはこれらの料金を半額にし、Fastモードは2倍になります。また入力が272Kトークンを超えるリクエストは、より高い長文脈料金に切り替わります。以下の数値はすべてOpenAI公式のAPI料金ページから取得し、2026年10月21日に確認したものです。

本ガイドは、自分で請求書を払うインディーハッカーや小規模チーム向けです。最新のGPT-6・GPT-5.6ラインナップ、実コストを左右する処理ティア、新しいキャッシュ書き込み料金、ツールとメディアの料金、月額試算、コピペできるコスト計算コード、そしてClaude・Gemini・DeepSeekとの価格比較を扱います。

OpenAI API料金の要点

質問 回答(2026年10月21日時点)
現行ファミリーで最安のモデル gpt-6-luna:入力$0.10 / キャッシュ$0.01 / 出力$0.50(100万トークンあたり)
バランス型の既定モデル gpt-6.1-sol:入力$2.00 / キャッシュ$0.10 / 出力$10.00
最上位モデル gpt-6-astra:入力$10.00 / キャッシュ$1.00 / 出力$50.00
長文脈のしきい値 入力272Kトークン超は長文脈列を適用
Batch と Flex Standard料金の50%
Fastモード(旧Priority) Standard料金の2倍
Ultrafast Standard料金の6倍(AstraとSol 6.1のみ)
リージョンデータ保存 2026年3月5日以降にリリースされたモデルは+10%
Web検索ツール 1,000回あたり$10+検索コンテンツのトークン

出典:OpenAI API料金、2026年10月21日。OpenAIによると、Priority処理は2026年7月30日にFastモードへ名称変更されました。

GPT-6・GPT-5.6の100万トークンあたり料金

表はStandard料金です。「短」は入力272Kトークン以下、「長」は272K超を指します。OpenAIのモデルページでは、Astraは複雑な推論とコーディング向け、6.1 Solは知能とコストのバランス型、Lunaはコスト重視の大量処理向けと位置づけられています。

モデル 入力(短) キャッシュ入力 出力(短) 入力(長) 出力(長)
gpt-6-astra $10.00 $1.00 $50.00 $20.00 $75.00
gpt-6.1-sol $2.00 $0.10 $10.00 $4.00 $15.00
gpt-6-sol $2.00 $0.20 $10.00 $4.00 $15.00
gpt-6-luna $0.10 $0.01 $0.50 $0.20 $0.75
gpt-5.6-sol $4.00 $0.40 $20.00 $8.00 $30.00
gpt-5.6-terra $2.00 $0.20 $12.00 $4.00 $18.00
gpt-5.6-luna $0.20 $0.02 $1.20 $0.40 $1.80
gpt-5.5 $5.00 $0.50 $30.00 $10.00 $45.00
gpt-5.4 $2.50 $0.25 $15.00 $5.00 $22.50

出典:OpenAI API料金、Standardティア、2026年10月21日。

行を並べて読むと、3つのポイントが見えてきます。

  • gpt-6.1-solとgpt-6-solはトークン単価が同じですが、6.1 Solはキャッシュ入力が半額($0.10対$0.20)。長いシステムプロンプトを毎回送るアプリなら、実トラフィックでは6.1 Solが最も安いSolです。
  • 古い=安いではありません。 gpt-5.6-solは入力・出力ともgpt-6.1-solの2倍、gpt-5.5は入力が2.5倍です。OpenAIはGPT-5.6 Solのプロモ価格が少なくとも2026年11月21日まで続くとしているため、それ以降の予算を組む前に再確認してください。
  • 長いプロンプトは料金帯を変えます。 入力が272Kトークンを超えると、GPT-6の全モデルで入力が2倍、出力が1.5倍になります。リクエストを272K未満に保つRetrievalやチャンク分割は、文書量の多いワークロードで最大の節約策になりがちです。

料金表に残る旧モデル・小型モデル

モデル 入力 キャッシュ入力 出力
gpt-5.4-mini $0.75 $0.075 $4.50
gpt-5.4-nano $0.20 $0.02 $1.25
gpt-5-mini $0.25 $0.025 $2.00
gpt-5-nano $0.05 $0.005 $0.40
gpt-4.1 $2.00 $0.50 $8.00
gpt-4o-mini $0.15 $0.075 $0.60
o3 $2.00 $0.50 $8.00
o4-mini $1.10 $0.275 $4.40

出典:OpenAI API料金、2026年10月21日。gpt-5-nanoはページ上で最も低いトークン単価ですが、gpt-6-lunaから置き換える前に品質をテストしてください。現在OpenAIが大量処理向けに推奨しているのはLunaです。

処理ティア:Standard、Batch、Flex、Fast、Ultrafast

同じモデルでも、応答の速さに応じて最大5つの価格があります。gpt-6.1-solのティア別料金(短文脈、100万トークンあたり)は次のとおりです。

ティア 入力 キャッシュ入力 出力 使いどころ
Standard $2.00 $0.10 $10.00 対話型のプロダクトトラフィック
Batch $1.00 $0.05 $5.00 Batch APIを待てるオフラインジョブ
Flex $1.00 $0.05 $5.00 遅く、時に利用不可になる容量を許容できる低優先度リクエスト
Fast $4.00 $0.20 $20.00 レイテンシが重要な経路(旧Priority)
Ultrafast $12.00 $0.60 $60.00 最低レイテンシ、AstraとSol 6.1のみ

出典:OpenAI API料金、2026年10月21日。

インディープロダクトの経験則はシンプルです。評価、夜間のデータ拡充、バックフィル、コンテンツ生成はBatchへ、ユーザー向けチャットはStandardのまま、Fastはレイテンシがコンバージョンファネルに表れる1〜2個のエンドポイントだけに使いましょう。スループット上限も気になるなら、速度を買う前にLLMのレート制限:RPM、TPM、リトライのガイドをお読みください。

プロンプトキャッシュ:キャッシュ読み取りと新しい書き込み料金

OpenAIの料金表には、キャッシュ書き込みの列が2つ追加されました。プロンプトキャッシュガイドによると、GPT-5.6以降ではキャッシュ書き込みは既定の30分保持で通常入力料金の1.25倍、12時間保持(Responses API)で2.5倍、以降の読み取りは0.1倍です。書き込み料金は追加料金ではなく、各入力トークンは非キャッシュ・キャッシュ・書き込みのいずれかの料金で1回だけ課金されます。

OpenAI自身の計算では、プレフィックスを1回書き込んで1回再利用すると通常入力コストの1.35倍(キャッシュなしは2倍)、1回書き込みと9回読み取りなら2.15倍(同10倍)です。つまりキャッシュは2回目のリクエストで元が取れます。

アプリにとっての意味:

  1. システムプロンプト、ツール定義、few-shot例、プロダクトドキュメントなど安定した内容を先頭に置く。
  2. ユーザー固有の内容や変化する内容は末尾に置き、新たな書き込みを発生させない。
  3. 12時間保持は、1日に何度もヒットするプレフィックスにだけ使う。書き込み料金は30分保持の2倍だからです。

損益分岐の詳細はプロンプトキャッシュのコストとROIで解説しています。

ツール、画像、音声などの料金

組み込みツールやメディアモデルを使うと、トークン料金は請求の一部にすぎません。公式料金ページの料金(2026年10月21日):

項目 料金
Web検索(全モデル) 1,000回あたり$10.00+検索コンテンツのトークン(モデル料金)
ファイル検索 ストレージ1GBあたり1日$0.10(1GB無料)、1,000回あたり$2.50
Hosted Shell / Code Interpreter コンテナ 20分セッションあたり$0.03(1GB)〜$1.92(64GB)
gpt-image-2.5-sunburst / gpt-image-2.5-flare 画像入力$8.00、画像出力$30.00、テキスト入力$5.00(100万トークンあたり)
gpt-realtime-2.1 音声 入力$32.00 / 出力$64.00、テキスト $4.00 / $24.00(100万トークンあたり)
gpt-live-1 音声セッション 1分あたり$0.05、秒単位課金
gpt-transcribe 1分あたり$0.0045
gpt-5.3-codex 入力$1.75 / 出力$14.00(100万トークンあたり)

OpenAIはまた、Responses、Chat Completions、Realtime、Batch、Assistantsの各APIに独自の価格はなく、エンドポイントにかかわらずモデルのトークン料金を支払うとしています。ファインチューニングは段階的に終了し、新規ユーザーは利用できないため、新しい計画の前提にしないでください。画像の予算についてはOpenAI画像API料金ガイドをご覧ください。

試算:小規模SaaSが実際に支払う額

あるAI機能が月に入力2,000万トークン、出力400万トークンをStandard・短文脈・キャッシュなしで処理するとします。

モデル 入力コスト 出力コスト 月額合計
gpt-6-luna 20 x $0.10 = $2.00 4 x $0.50 = $2.00 $4.00
gpt-5.6-luna 20 x $0.20 = $4.00 4 x $1.20 = $4.80 $8.80
gpt-6.1-sol 20 x $2.00 = $40.00 4 x $10.00 = $40.00 $80.00
gpt-5.6-terra 20 x $2.00 = $40.00 4 x $12.00 = $48.00 $88.00
gpt-6-astra 20 x $10.00 = $200.00 4 x $50.00 = $200.00 $400.00

OpenAIの公表料金(2026年10月21日)で算出。

次にgpt-6.1-solでキャッシュを使う場合。入力の半分(1,000万トークン)が再利用プレフィックスなら、100万トークンを$2.50で書き込み、900万トークンを$0.10で読み取ります:10M x $2 + 1M x $2.50 + 9M x $0.10 + 4M x $10 = $20 + $2.50 + $0.90 + $40 = $63.40、約21%の削減です。同じジョブをBatchに移せば、合計はさらにほぼ半分になります。最も安上がりな変更は、たいていモデル選択です。あるルートでLunaが評価を通過するなら、このワークロードでは6.1 Solの20分の1のコストです。

SolとAstraでは出力が請求の半分を占める点に注目してください。max_output_tokensの上限設定、文章ではなく構造化出力の要求、単純なルートでの推論強度の引き下げが、最も高い項目を削ります。

コピペ用コード:APIを呼び出し、リクエストごとに料金を計算

トークンを手で見積もるのではなく、APIが返すusageオブジェクトを使いましょう。

curl https://api.openai.com/v1/responses \
  -H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "model": "gpt-6.1-sol",
    "input": "Summarize this changelog in three bullet points: ...",
    "max_output_tokens": 300
  }'
# pip install openai
from openai import OpenAI

# Standard short-context rates per 1M tokens, OpenAI pricing page, Oct 21, 2026
RATES = {
    "gpt-6-luna":  {"in": 0.10, "cached": 0.01, "out": 0.50},
    "gpt-6.1-sol": {"in": 2.00, "cached": 0.10, "out": 10.00},
    "gpt-6-astra": {"in": 10.00, "cached": 1.00, "out": 50.00},
}

def request_cost(model: str, usage) -> float:
    r = RATES[model]
    cached = getattr(usage.input_tokens_details, "cached_tokens", 0) or 0
    uncached = usage.input_tokens - cached
    return (uncached * r["in"] + cached * r["cached"] + usage.output_tokens * r["out"]) / 1_000_000

client = OpenAI()
resp = client.responses.create(model="gpt-6.1-sol", input="Write a SQL query that finds churned users.", max_output_tokens=400)
print(resp.output_text)
print(f"cost: ${request_cost('gpt-6.1-sol', resp.usage):.6f}")
// npm install openai
import OpenAI from "openai";

const client = new OpenAI(); // reads OPENAI_API_KEY
const resp = await client.responses.create({
  model: "gpt-6-luna",
  input: "Classify this ticket as billing, bug, or feature request: ...",
  max_output_tokens: 20,
});
const u = resp.usage;
const cost = (u.input_tokens * 0.10 + u.output_tokens * 0.50) / 1e6; // gpt-6-luna Standard
console.log(resp.output_text, `$${cost.toFixed(6)}`);

RATESの料金はスナップショットです。確認日とともに設定ファイルに保存し、計算コストが請求額から乖離したらアラートを出しましょう。機能ごとの追跡方法はトークン使用量ダッシュボードのガイドで紹介しています。

価格で比較:OpenAI vs Claude、Gemini、DeepSeek

同等クラスのStandard料金(100万トークンあたり)。各社公式ページより、2026年10月21日時点:

モデル 入力 出力 出典
gpt-6-luna $0.10 $0.50 OpenAI
claude-haiku-5-5(プロンプト100K以下) $0.10 $0.50 Anthropic
gemini-3.8-flash(2026年12月31日までのプロモ) $0.75 $3.75 Google
deepseek-v4-pro(ピーク / オフピーク) $1.32 / $0.66 $3.96 / $1.98 DeepSeek
gpt-6.1-sol $2.00 $10.00 OpenAI
claude-sonnet-5-5 $2.00 $10.00 Anthropic
gemini-3.1-pro-preview(プロンプト200K以下) $2.00 $12.00 Google
gpt-6-astra $10.00 $50.00 OpenAI

低価格帯ではgpt-6-lunaとClaude Haiku 5.5の定価が同じなので、タスクでの品質と各ベンダーのレート制限で決まります。中価格帯でもgpt-6.1-solとClaude Sonnet 5.5は同価格で、Gemini 3.1 Pro Previewは出力がやや高めです。全体像はClaude API料金、Gemini API料金、DeepSeek API料金の各ガイド、またはベンダー横断のAI API料金比較をご覧ください。

コードをほとんど変えずに支払いを減らす

モデルを決めたら、残るレバーは処理ティア、キャッシュ、そしてトークンの購入先です。FlatkeyはOpenAI互換のゲートウェイで、OpenAI SDKはそのままにベースURLをhttps://router.flatkey.ai/v1に変えるだけで、Claude・Gemini・DeepSeekもカバーする単一残高から支払えます。2026年10月21日時点、Flatkeyのモデルディレクトリではgpt-6.1-solが入力$1.20 / 出力$6.00(100万トークンあたり、OpenAI定価$2/10より40%安い)で掲載されており、トップページによるとGPTプロモは10月23日まで。gpt-6-lunaは$0.06 / 0.30でした。割引は変わるため、予算を確定する前にライブページを確認してください。

from openai import OpenAI

client = OpenAI(api_key="YOUR_FLATKEY_KEY", base_url="https://router.flatkey.ai/v1")
resp = client.chat.completions.create(
    model="gpt-6.1-sol",
    messages=[{"role": "user", "content": "Draft a release note for v2.3."}],
)
print(resp.choices[0].message.content)

FlatkeyクイックスタートとOpenAI SDKガイドでキーとモデルIDを説明しています。Responses API固有のツールやエンタープライズ契約など、OpenAI自身のプラットフォームにしかない機能が必要なら、OpenAIへの直接アクセスが依然として正解です。

リリース前のOpenAI API料金チェックリスト

  • 正確なモデルID(汎用エイリアスではなく例えばgpt-6.1-sol)を固定し、料金と確認日を記録する。
  • 入力と出力を別々に見積もる。出力は請求の50%以上になることが多い。
  • 長文脈料金を予算化していない限り、リクエストを入力272Kトークン未満に保つ。
  • 待てるものはすべてBatchかFlexへ移す。
  • プロンプトをキャッシュ向けに構成し、cached_tokensをログしてヒットを確認する。
  • ツール呼び出し(Web検索、ファイル検索、コンテナ)は別項目として予算化する。
  • リージョンデータ保存エンドポイントを使うなら10%を上乗せする。
  • プロモ料金(GPT-5.6 Sol)は終了日前に再確認する。

よくある質問

OpenAI APIの料金はいくら?

モデルによります。2026年10月21日時点で、OpenAI料金ページによればgpt-6-lunaは入力100万トークンあたり$0.10・出力$0.50、gpt-6.1-solは$2と$10、gpt-6-astraは$10と$50です。月に入力2,000万・出力400万トークンの典型的な小規模機能なら、Lunaで約$4、6.1 Solで約$80です。

OpenAI APIは無料?有料?

有料です。OpenAIはAPI利用を料金ページの単価でトークンごとに課金し、現行の料金表に無料枠の行はありません。API利用はAPIプラットフォームで、ChatGPTのサブスクリプションとは別に請求されます。無料で試したい場合は無料LLM APIのリストをご覧ください。

OpenAI APIはなぜ高いの?

基本料金ではなく、トラフィックの形が原因であることがほとんどです。毎回再送される長いプロンプト、冗長な出力、単純なタスクへの重い推論モデル、Standardで十分な場面でのFastモードなどです。キャッシュは繰り返しの入力を0.1倍に、Batchは全体を半額にし、単純なリクエストをgpt-6-lunaに回せばgpt-6.1-solの20分の1のコストです。

ChatGPT APIはChatGPT Plusより安い?

別の製品です。ChatGPT PlusはChatGPTを使うための月額固定サブスクリプション、APIは自分のソフトウェアを作るためのトークン従量課金です。gpt-6-lunaでの軽い個人利用なら月1ドル未満もあり得ますが、gpt-6-astraでの重い利用はどのサブスクよりはるかに高くなり得ます。実際のトークン量を上の料金と比べてください。

BatchとFlexの違いは?

料金ページではどちらもStandardの50%です。Batchは大規模なオフライン処理向けの非同期ジョブAPI、Flexは通常のリクエストフローのまま、速度と可用性と引き換えに安い価格を得るものです。大量ジョブにはBatch、既存コードにそのまま収まるバックグラウンドリクエストにはFlexを使いましょう。

OpenAIでは長文脈は高くなる?

はい。GPT-6、GPT-5.6、GPT-5.5、GPT-5.4の各ラインでは、入力272Kトークン超のリクエストは長文脈列で課金され、GPT-6モデルでは入力が2倍、出力が1.5倍になります。

出典